カビの胞子は目に見えませんが、自然界にたくさんの種類があり、65%以上の湿度で発生する種類のものが大部分を占めるようです。
カビの発生原因は湿度だけではなく、カビの発生に適した温度や、カビの好む栄養分があるなどの諸条件が揃って発生します。
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家庭菜園で土にカビが土に生えても、野菜の生育に問題はありません。
そもそもカビではないこともあります
土の表面にフワフワと綿のような物が浮いている場合はカビですが、白い物が結晶しているときは、化学肥料の成分が土の表面に出てきている場合や、石灰などの可能性もあります。
カビかカビでないか、よく確認してから判断するようにしましょう。
プランターの土にカビが生える原因
1. 有機肥料が土の表面に出ている
有機肥料の配合された土を使うと、カビが発生することがあります。カビなどが有機物を分解して、野菜の根から栄養を吸収できるようにしています。
有機物からカビが発生しない場合は、すでに分解が進んでいることが多いです。
2. 水の量が多い
野菜に与える水の量が、育てる野菜の種類によっては多すぎることが考えられます。
3. プランターの水はけが悪い
プランターの底に排水に十分な数の穴が開いていないこと、排水用の穴に鉢底石などが入り込み、蓋をする形になり排水がうまくいかないことなどがあります。
プランターの下に受け皿を置いている場合は、受け皿に水が入っていることも原因となります。
家庭菜園で土にカビが生えたときの対処方法
1. 土で工夫する
有機肥料を使用する場合は、土の表面に露出しないように土の中に混ぜ込んでしまうか、肥料をまいた後に上から再度、土をかぶせるとカビが生えにくくなります。
2. 野菜によって必要な水の量を調べる
育てている野菜が水を沢山必要とする野菜なのか、あまり水を必要とせずに土が乾ききってから水を与える野菜なのかを調べ、その野菜にとっての適量を与えるようにしましょう。
3. プランターの排水をチェックする
プランターの底に排水用の穴が開いているタイプのものは、穴の数が少なく排水がうまくいかないことがあります。
穴が全体にまんべんなく開いていない場合には、あればドリルで、無ければドライバーなど先のとがった丈夫な物で穴を開け、排水がうまくいくようバランス良く穴を開けて調節しましょう。
また鉢底の穴の上に鉢底石がはまり、蓋のような状態になっていないか、底から覗くなどして一度確認してください。
カビが気になる場合の処理
カビが気になるようでしたら、カビの部分を取り除いて新しい土を入れ、日当たりの良い場所にプランターを置くとカビは発生しなくなります。
カビが少量で気にならない場合には、そのまま日当たりの良い場所にプランターを置いてください。