野菜への効果的な肥料の与え方とは?

肥料を与えなくても野菜ができることはありますが、数年続けると栄養分が失われ土がやせてしまいますし、肥料を与えた方が美味しい野菜に育ちます。

施肥とは

施肥とは、土に有機肥料は無機肥料など様々な肥料を施すことをいいます。

肥料は最初に大量に施してしまうと雨で流れてしまったり、肥料やけしてしまうことがあるので、生育の途中で追肥していくのが一般的です。

また、多くの野菜は生育初期よりも中盤で肥料の吸収量が増えるので、肥料切れを補う効果があります。

元肥には緩効性肥料を使います

植物が順調に生育するように、種まきや苗の植付けをする前に施す肥料のことを「元肥(もとごえ)」といいます。

元肥には、緩やかに効果が持続する緩効性肥料を使用します。植物の種まきや苗の植付けをする1~2週間前には施すようにしましょう。

ただ、元肥を施すには堆肥や腐葉土、石灰など他に複数の資材が必要ですし、これらは大袋で販売されていることが多く、準備が大がかりになります。

プランターで少しずつ家庭菜園を始めてみたい方は、野菜用の培養土など始めから元肥が入っているものがおすすめです。元肥が不要で準備が簡単にでき、すぐに種まきや苗の植付けを行うことができるので、気軽に始めることができます。

追肥が必要

種まきや苗の植付け、植替え時に土に元肥を施しても、野菜の生育が旺盛になってくると元肥として与えた肥料だけでは栄養が不足してきてしまいます。

そこで、植物の生育に必要な養分を適宜補うことが必要になってきます。これを「追肥(おいごえ・ついひ)」と呼び、植物の成長具合を見ながら肥料を追加します。

追加する量とタイミングは、野菜によって異なります。

肥料の袋にはトマト用、ナスビ用など野菜ごとに適した肥料が市販されており、袋に追肥の量やまき方などの使用方法も記載されていますし、臭いもほとんどありませんので初めて使う方も心配いりません。

肥料やけに注意

肥料やけとは、肥料を大量に与えすぎて植物が萎れたり、枯れたりすることです。葉の外側の緑色が薄くなってきたら、肥料やけの可能性が高いです。

一度に与える肥料の量が多い、または一度に与える量が少なくても頻回に与えることで起こります。

もし肥料やけしてしまったら、大量の水を与え過剰な養分を流し出すことで植物が回復することがあります。3日位、毎朝大量に水を与えてください。すぐには回復しませんし、全ての野菜が回復するわけではありませんが、徐々に野菜が復活することもあります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする